肩・肘関節専門外来

毎週金曜日の午後に肩・肘関節専門外来を行っています。
私は、平成27年度に岡山大学を卒業した後、名古屋徳洲会総合病院にて初期研修を終了。
その後小林尚史先生(現八王子スポーツ整形外科副院長)の元、肩・肘関節に対しての診断・治療を学び、現在まで数百例の肩・肘関節手術を施行してきております。
肩・肘が痛くて悩んでいませんか?
リハビリテーション、投薬治療、外科的治療など様々な治療を丁寧にご説明いたします。

診察日

毎週金曜日 午後

治療の流れ

診察

問診にて、困っている症状、職業、スポーツ歴などをお伺いいたします。続いて、身体診察を行い、痛みの原因を明らかにしていきます。必要に応じて、レントゲン、CT、エコー、MRIなどの検査を行います。

リハビリテーション

通院でのリハビリテーションにて、痛み、可動域の低下の要因となる問題点の解決を行います。
また、体・関節の使い方に関して再学習を行います。

保存的治療

様々な痛み止め、注射などを用いて、痛みを緩和します。
エコーを用いて、痛みの原因となる部位に直接注射することで、より効果を感じていただけます。

外科的治療

約3ヶ月のリハビリテーション、保存的治療でも痛みがとれない場合、筋力の低下が明らかな場合、早期の復帰を希望される方に、外科的治療を提案します。
当院では、基本的に関節鏡を用いた低侵襲治療を行いますが、必要あれば従来の関節鏡を用いない手術も行います。

対象とする主な病気

腱板断裂

肩関節には、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の4つの筋肉が上腕骨に付着しています。その筋が何かしらの原因によって断裂した状態が腱板断裂です。
中年以降に多く、しばしば五十肩と間違えられます。
肩の痛み、可動域の低下を認めますが、適切なリハビリテーション、投薬治療によって症状が軽快することもあります。
症状が軽快しない場合、関節鏡下腱板縫合術(ARCR)を施行します。また断裂範囲が広い場合は、Debeyre Patte法、直視下腱板縫合術(ORCR)、筋移植術などを行うこともあります。

関節鏡下腱板縫合術

関節鏡下腱板縫合術(肩関節)の手術風景

画面右下に見えるのが、上腕骨
上腕骨に一部くっついている白い組織が正常腱板であり、画面左奥に腱板断裂部の段端が確認できる。

上腕骨に穴を開け、スクリューが挿入された状態。
スクリュー先端に糸が通っており、骨の中から糸が出ていることが確認できる。

糸が腱板にかかっていることが確認できる。

断裂部が完全に修復されている。

五十肩(肩関節周囲炎)

何かしらの原因によって、肩関節内で炎症を認め、肩の痛み、可動域の低下を引き起こす病気です。
炎症期→拘縮期→回復期の流れで自然に改善することもありますが、炎症期、拘縮期に適切な保存的治療、リハビリテーションを施行しないと、可動域の著明な制限が残存することもあります。
また、五十肩だと思っていたら、腱板断裂だったということもあります。

関節鏡下観血的関節授動術

右側に見えるのが上腕骨、奥に見えるのが、肩甲下筋、左端に見えるのが、すでに切除した関節包の断端、通常は関節包に覆われているため、関節の中から筋肉は見えないが、関節包を切除したことによって筋肉が見えている

反復性肩関節脱臼

肩関節の脱臼は癖になりやすく、20代で約70%が再脱臼します。
癖になった肩関節脱臼は、リハビリテーションで改善することは困難なため、外科的治療が必要となります。
当院では、初回手術では主に関節鏡下関節唇修復術を施行します。また、手術後の再脱臼やサッカー・ラグビーなどコンタクトスポーツの患者さんには、Bristow法を施行します。

変形性肩関節症

膝関節などと同じで、肩関節の軟骨も損傷することがあります。肩の変形に伴い、肩の痛み、可動域の低下を認めます。
ヒアルロン酸注射、投薬治療など保存的治療を主としますが、疼痛が改善しない場合は、人工関節置換術を行います。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

肘の外側から手首にかけての痛みを呈します。テニスのバックハンド動作にて起こるため、テニス肘と言われていますが、日常生活動作で生じることが多いです。雑巾しぼりなどの動作で痛くなります。
短橈側手根伸筋腱とよばれる手首を伸ばす筋肉の根本の炎症であり、サポーターやリハビリテーションでの治療が主となります。
保存療法でも改善しない場合は、腱固定術を行います。

肘内側側副靱帯損傷

野球を始めとしたスポーツ選手に多く、頻回の肘の外反ストレス(外がえし)が原因となります。また、転倒などで起こることもあります。
靭帯損傷が軽度な場合は、リハビリテーションなどでの保存的治療を行いますが、損傷が高度な場合や保存的治療で改善しない場合は、靭帯移植再建術(トミー・ジョン手術)を行います。

野球肘・離断性骨軟骨炎

野球の投球動作によって、肘に繰り返し内がえしや外がえしのストレスがかかることで、肘関節周囲の靭帯や骨に損傷が出ることを総称して野球肘と言います。
野球肘は、1週間あたりの投球数が過度の場合や、体幹・下半身を上手く使うことができず、手投げになることで生じることが多く、リハビリテーションにて体の使い方を再認識することが重要です。
離断性骨軟骨炎は、外側型野球肘ですが、野球以外のスポーツでも生じることがあります。
初期にMRI、レントゲン、エコーなどで診断をつけることが重要であり、進行した場合は軟骨移植術が必要となります。

手根管症候群

手首の真ん中にある手根管を通る正中神経が、横手根靭帯によって圧迫を受けることで生じます。
典型的には、人差し指〜薬指までのしびれが、夕方〜朝方にかけて強くなる傾向があります。
お薬や注射で様子を見ることが多いですが、筋肉の萎縮を認めた場合は、横手根靭帯を切離する手術を行います。
当院では、関節鏡(カメラ)を併用した手術を行います。従来の手術に比べ、傷口が小さく、術後の痛みが少ないのが特徴的です。

関節鏡下手根管開放術

上に見える白い部分が圧迫の原因となる横手根靭帯
金属の下に正中神経を避けることで、神経の損傷を起こさないようにしている。

横手根靭帯を切離したため、靭帯直上の筋組織(赤色)が見えている
右上に見える白い組織は、横手根靭帯の切離断端。

休診代診

現在、予定されている休診はありません。

担当医表

夜 間・休日診療のご案内

肩・肘関節専門外来

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女性医師

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午後

山中 力仁

所属医師

山中 力仁 (やまなか りきと)

整形外科、肩・肘関節専門外来

2019年7月より第2、第4木曜日に診察を担当しております。 全ての整形外科疾患に対応できるよう日々研鑽しておりますが、名古屋勤務時代より肩関節疾患に対する手術を施行しており、関節鏡を使用した肩関節腱板縫合術、人工肩関節置換術など肩関節疾患に関しては、より専門的な治療のご提案ができると思います。遠慮なくご相談ください。

専門分野 整形外科
略歴 平成27年 岡山大学医学部医学科 卒業
平成27年 名古屋徳洲会総合病院(初期研修医)
平成29年 行徳総合病院 整形外科
平成31年 神戸百年記念病院 整形外科 病棟管理部長
資格
  • TCLS Provider
  • 日本旅行医学会認定医
  • 日本医師会認定産業医
  • JATEC Provider
その他
  • 日本旅行医学学会
  • 日本整形外科学会
  • 日本外傷学会

診療科

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